演目について
「常備演目を仕込む」は、4日間で3つの演目を上演する企画です。
リーディング「動物たちのバベル」
小説家、多和田葉子による「動物たちのバベル」のリーディング公演です。
動物の目線から語られる、人類滅亡後の世界について。そして、人類について。
出演:篠原初実 関根深月 新上貴美(演劇集団円)
塗塀一海 橋本考世 森衣里
(写真は、2018年「ちはる」より。撮影:江戸川カエル)
「劇場版 後ほどの憑依」
「後ほどの憑依」は、2015年に八戸の「横丁オンリーユーシアター」で上演された、仮面と翻訳についての小品です。
翻訳というプロセスを踏んでいるときに身体に発生するディストーションを、一種のダンスとして提示します。
初演は野外での上演が前提になっていたため、今回は文字通り、「劇場版」のクリエイションです。
(写真は初演時より。©️横丁オンリーユーシアター)
「盲人書簡」
山田カイルと佐藤朋子によるコラボレーション。「闇を共有する」ために書かれた寺山の「盲人書簡」を通して、つづら折りの世界を解きほぐし、翻訳という糸で編みなおします。
(写真は、2017年「Not In Kansas」より。撮影:前川悠佳